当帰トウキについて---(参考文献)

科名:セリ科
別名:大芹おおぜり乾帰かんき
生薬名:当帰とうき
出典:神農本草経(217年)

●婦人科の妙薬(当帰)

1日5〜10gを煎じて服用または浴湯料とすれば造血能力を強くし、血を補い、血液を浄化して産前産後妊婦の腹痛や出血、血の道、月経不順、不妊症、更年期障害に効果がある。酒で服用してもよい。
また当帰、センキュウ(セリ科。根茎を生薬とする)を等量混合し、粉末として服用するとさらに効果がある。
また風邪、咳、頭痛、めまい、動悸、肩こり、虚労(病気による疲労)、中風、神経衰弱、ヒステリー、腺病室、貧血、浮腫、腎炎、冷え症、しもやけ、痔に効果がある。茎葉を用いてもよい。

●ひび、しもやけ(浴湯料)

当帰の煎液をしばしば患部に塗布するか風呂に入れれば効果がある。

(出典/食べる薬草辞典 村上光太郎 著)

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